夏休み後半戦(マゾグルメライド)

酷暑のマゾグルメライドで何だか燃え尽き症候群気味。ようやくお尻回りの筋肉痛のような疲労は抜けてきたが、攣りそうだった両脚のふくらはぎはまだダメージが残ってる。更に体が要求しているのか、あるいはただの食いしん坊が出てきたのか乗鞍を一週間前に控えて食欲が止まらず。今日は涼しいねえ、何だか益々食欲アップしちゃうよ(^_^;)

8月13日(土)
前日の松姫峠攻めの疲れも抜けない中で21:30に集合場所の八王子に向けて出発。夜通し走る予定なので仮眠しようと思ったが、いつもと違う時間になかなか寝られなくて2時間半ぐらいの仮眠だった。八王子までは国道16号線経由、どんな基準で信号の設定がされているのか知らないが殆ど全ての信号で引っかかるという感じで全然進まない。八王子中心街手前でK崎さんと遭遇し、一緒に集合場所に向かう。5分遅れて到着すると全員集合している。さて覚悟を決めて出陣。八王子から約2時間マッキーさんが一人でいいペースで牽いてくれる、相変わらずの剛脚だ。というよりあと300km以上走ろうというのに最初から一人で牽こうという精神が凄い。

夜とはいえ止まると汗が噴き出ます。


あっという間に夜が明け始める、眠い眠い、やはり俺は眠さに弱い人間、冬山で遭難したら最初に死ぬだろうななんて考えながら走る。冬山でなくて酷暑のアスファルトの上で自転車漕いでいても眠いものは眠い。それにしても暑い、暑くてバックパックが邪魔になってきたので途中のコンビニで家に送り返した。午前中に往路の最大の難所である三国峠に入ると心拍も上がりようやくシャッキリしてきた。まだ半分しか走ってないのに峠に入ると集団はバトル開始だ、あと15kmも上るのには途中でどうせ落ちるペースだったので途中マイペースに切り替えて速い人に先に行ってもらった。苗場スキー場に繋がる長い下りを下って魚沼に入ってから昼飯、魚沼というとコシヒカリが名物だが、このあたりはへぎ蕎麦がうまいらしい。長官をはじめマッキーさんやF崎さんはこのあたりの山も上り尽くしているらしく店にも詳して頼りになる。

途中でスイカを補給しご満悦の長官。肋骨骨折していて背筋に力が入らないとの事であるが普段と変わらないところが凄い。

へぎ蕎麦、今度は新蕎麦の時にきてみたい。


昼飯後も気温はぐんぐん上がる。昼飯前まではここから下り基調だし集団に入っていればゴールまで楽勝だと考えていたが体に変調が。。暑さで少し意識が朦朧としてくる、コンタクトレンズが目に張り付いて目が開けにくいのも相まって視界がぼやける。俺は限界が近づいてきてると感じるが、2006年の北海道マラソンはこんなもんじゃなかったバタバタ人が倒れていく中で完走したんだと自分を勇気づけて走る。でも一番休憩を要求したのは俺だな(^_^;)。

新潟市内に近づいてきて弥彦山が見えてきた、ゴールはもうすぐだけどあと30kmが遠い。

新潟県庁を通り過ぎる虎列車、最後のゴールスプリントに向けて緊張が走る。

17:30頃ようやく新潟駅に到着、家から376km。あー遠かった。

夜は勿論、宴会に。ところで今回のマゾグルメのグルメは何だったのだろう?

アルコール燃料満タンで迷走するシノと長官

8月15日(月)
16日から仕事なのでこの日は新幹線でおとなしく帰る予定にしていたが、みんなが予定していた秋田・青森方面は雨との事で栃木方面に抜けて宇都宮に宿泊するか、そのまま帰るかという行程になったため時間的に行けるところまで参戦。この日も猛暑、しかし猛暑よりも度重なるメカトラで時間がとられて午前中は100kmしか進めなかった。

湧き水で修行するマッキーさん。

只見川沿いの豪雪地帯を走る。このあたりは観光地も殆どなく秘境か?

先日の豪雨でこの道もこの道の左側にある只見線の線路も水没したようだ、こんな深い川があふれるとはどんな水量だ。

途中の会津高田あたりから雨雲が立ちこめてきて芦の牧温泉あたりではゲリラ豪雨の中を走る。国道が川になっているような中で走ったのは初めてだ。121号線をひたすら南下する。体もすっかり冷え切り、もう少しで栃木県に入るというところでタイムアップになり俺は一人離脱、ここまで180kmしか走ってないが会津高原尾瀬口から電車に。しかし着替える暇もなく飛び乗ったこの電車が寒い寒い、しかも遅い。1時間程経ってから2両しかないこの電車にトイレがある事を知ってようやく着替えが出来た。その後、電車が鹿にぶつかったとの事で遅れたのもあり新栃木で一本電車を乗り逃がし23:30にようやく帰宅。焼かれたり蒸されたり洗われたり、凍らされたりで体に悪い一日だった。